住宅ローンについての悩みは尽きる事がありません。
2016年1月29日に日銀が発表したマイナス金利政策が2月からスタートし、
3月から本格的な影響が住宅ローンに現れてきています。
私が土地の決済をしたのは、昨年2015年5月末。
地元JAでの借り入れを行いました。
この当時でも長期金利の低下に伴って、住宅ローン金利もとめどなく低下傾向にあり、
変動借入にて当時のキャンペーン金利が0.775%
半年後の見直しで0.725%まで下がっています。
次回の見直しの際に更なる金利低下も予想されますが、
いつまでこの状況が続くのかは未知数です。
そもそもマイナス金利って何なの?
他サイトでも詳しく書かれていますが、簡潔に説明するとこうです。
金利0.1%の場合
100万円を預けると0.1%=1000円利息がついて、
100万1000円が手元残ります。
金利-0.1%の場合
100万円を預けるとー0.1%=ー1000円の利息が取られ、
99万9000円になってしまうのです。
お金を預けているのにー1000円利息を取られる事になるんですね。
お金を預けるというのは、「お金を貸す」行為と同義ですので、
借りる側が利息を貰えるというなんとも理解しにくい状態になる事なんです。
※しかし、今回のマイナス金利政策は日銀と銀行間での政策ですので、
一般消費者が直接預け入れる訳ではありません。
私たちは銀行から預金に対して利息を得ています。
ということは、
銀行は日銀からも消費者からも利息を取られる立場になるんです。
そもそもなぜこうなるのか?
銀行は一般消費者から集めた預金を、誰かに貸したり、投資運用したりして
収益を得ています。
しかし、常に貸出先がある訳ではないので、一定の資金を日銀の当座預金へ
預入する事で、利息を収益としているわけです。
ところが、利息による収益どころか損失が起こりそうな状況になる事から、
銀行は貸出先を探す事になります。
これにより、お金がまわっていく事で消費が促進されると日銀は考えた訳です。
ここまでがマイナス金利政策の流れです。
では実際の住宅ローンにどう影響してきているのか?
マイナス金利によって最も影響を受けているのが金利、長期金利、
つまり10年国債利回りです。
1月29日発表以降ぐんぐん低下しています。
日本の歴史上ではじめて0.1%切った状態で推移しています。
まさに異常と言える状態です。
この影響を受けるのが住宅ローンです。
先にも説明した様に、銀行は日銀への預金が収益源になっているものの、
実際は預けると損失になってしまう。
じゃあ、例えどんなに低金利であっても貸出した方がいいのではいか?
しかし、無理に貸出しても回収出来ずの貸し倒れになってしまうと元も子もない!!
そうだ!!
住宅ローンであれば、土地や建物も担保になるな!!
という事で低金利での貸し付けとなり「住宅ローン金利の低下」に繋がる訳です。
また当然、あらゆる貸元(銀行)が、「当行で借りて欲しい」となる訳ですから、
金利競争は今後も激化してくると予想されます。
この荒波にどう立ち振る舞うべきか!?
これから住宅ローンを検討されている方。
この低金利の時に借り換えを検討されている方。
今、どうするのが最も最適なのか!?
当然、常に経験してる状況でもなければ知識もありません。
ご自身だけで悩まずに、色んな方に相談すると良いと思います。
ご家族の方はもちろん。
ご友人、会社の同僚、上司、銀行、ファイナンシャルプランナーなどです。
ですが、気をつけていただきたいのは、
金利の安さだけに惑わされない様に!!
金利は一つの指標です。
安ければ安いだけの条件と、リスクが伴う恐れもあります。
金利が安いからといって陥りやすいのは、高額な融資をしようと高望みする事です。
住宅ローンは短期間に支払うものではなく、数十年単位で支払うものです。
当然、今は良くても5年後、10年後、20年後を計画しなければなりません。
安易に借入をしてしまって、支払えなくなる可能性もある訳です。
皆さんも聞いた事があると思います。
「住宅ローン破綻」
そう!!ローンを組んだ時よりも、年々返済額が増す事で起きる現象です。
破綻する原因は様々ですが、そうならない為にもしっかり計画したいものです。
当然、一人では判断できない事だと思います。
私は勤務先の社長が銀行関連に強いという事もあり、細かく相談しました。
しかし、社長という立場です。
ざっくばらんになんて相談できる訳ありません。
そこで、生命保険の時からお世話になっている、
ファイナンシャルプランナーへ色んな相談を受けていただいてます。
今は銀行でも見積の時代です。
ご自身のライフスタイルと共に相談される事をおススメいたします。
他にも家に関する情報が満載!!